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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

夏の海の色

中学三年生の国語の教科書、その最後を飾ったのが「夏の海の色(辻邦生:著)」という短編小説だったのを憶えている。

つまり、中学最後の国語の授業が「夏の海の色」だったわけだ。

「私は相変わらず海では泳がず、皆が海に入っているあいだ、濃い青い真夏の海の色をながいこと見つめていた。
 それは時間によっても光の加減によっても様々に変化したが、帯のように青が薄くなったり濃くなったりするのは、いくら見ていても見飽きなかった。」

物語とは関係ないこの部分が大好きだった。

 

僕はといえば、今年の夏もまた、海には行かずじまいだった。

もう何年、夏の海に行っていないだろう。

そして今年も、いつものように、夏が終わっていく……。

 

と思っていたら、町内から海を見ることができた!

我が町は、海からは優に30kmは離れた場所。

とても海など見える町ではない。

東京で言えば、八王子から海を眺めるようなものだろうか。

なにしろ、すぐ近くの山を越えたら、海なし県の奈良県である。

 

海なし県の住民は、海が見えると異様にテンションが上がるというが、僕も同じような感覚だ。

海に対して、異常なほどの憧れがある。

ましてや家の近所から海が見えるなんて信じられない。

 

実は以前、同じ場所から海が見えたことがある。

しかし、その時は夕陽に反射する海が僅かに見えただけで、しかも季節は秋だった。

 

だが今回は、終わりかけとはいえ夏、昼間の真っ青な海である。

しかも、一部分に切り取られた海ではなく、広範囲に海が広がっていた。

思わぬ場所から「夏の海の色」を見ることができたのである。

 

大阪府南河内郡河南町持尾の高台から西の方を撮影

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右側に見える、白く尖ったタワーが、撮影場所に程近い富田林市のPL大平和祈念塔(高さ180m)である。

その遥か向こうに見える水平線が、遠く離れた大阪湾だ。

左側に見える山の稜線が、大阪湾の向こうにある淡路島である。

 

上の写真より北の方をズームして撮影 

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この写真に写っている白いコンビナートの向こう、大阪湾に浮かぶタンカーまで見える。

大阪湾を越えて見える街並みは、直線距離で約50km離れた神戸の街だ。

我が町から神戸までは、電車を乗り継いで2時間はかかる距離である。

そういえば今年の7月下旬、神戸へ行ったときに海を見たなあ。

つまり、今回見ることができたのは、あの時と同じ神戸の海だ。

神戸から海が見えるのは当たり前だが、まさかこんな遠くから、あの時の海を見ることができるとは……。

神戸の奥に見える山は、もちろん六甲山だ。

 

カメラを南方の方角に戻し、さらにPLタワーを越えてズームしてみる

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この写真、大阪湾に二本の白い塔(手前にある、赤白の二本の鉄塔の間)が立っているのがわかるだろうか。

そう、これが世界最長の吊り橋である明石海峡大橋の主塔なのだ。

水平線と平行に、薄っすらと橋が架かっているのも見える。

直線距離で60kmは離れた、人工建造物である明石海峡大橋まで望めるとは思わなかった。

 

夏の終わりに、思わぬ海のプレゼントを戴いた。

来年は、夏の海の色を見ることができるだろうか。

 

evergreenMY LITTLE LOVER

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