カウンター

安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

ナゾのグループ

ネタラン国民の諸君、遅れてしまったが明けましておめでとう。

 

何しろ国王は新年早々ダウンしてしまったりしたので、新年の挨拶が遅れてしまい申し訳ない。

だが、今は回復し、海外旅行へも行ってきた。

日本国近畿地方への、日帰りバスツアーという豪華旅行である。

他の客はみんな日本人なので、日本国民気質を知るには絶好の機会だ。

 

JR難波駅前にあるOCATを出発したバスは、兵庫県北部の日本海に面した奥城崎(豊岡市竹野町)を目指す。

阪神高速から中国道に入ると、大阪市の大都会から一転、片田舎の風景に早変わりした。

さらに北へ進み、中国道から舞鶴道に入ると、雪が強く降ってくる。

それまでは渋滞もなくスイスイと流れていたが、ここで落とし穴が待ち受けていた。

雪用タイヤのチェックのため、検問が行われていたのである。

言うまでもなく、ここから先へはスタッドレスタイヤでない車は、タイヤを履き替えるかチェーンをしなければならない。

検問があるのはわかっていたが、これがとんでもない渋滞を引き起こした。

寒冷地を走るのにスタッドレスタイヤを履いていない不届き者が多かったのか、あるいは検問の手際がよほど悪かったのか、ここで約1時間ものタイムロスをしてしまったのである。

まさかタイヤ検問ごときで1時間も待たされるとは思わなかった。

 

なんとか渋滞から抜け出し、舞鶴道から北近畿豊岡道に入ると、雪はますます強くなっていった。

そして、昔の令制国でいう丹波国但馬国の間にあるトンネルを抜けると、景色が一変した。

それまでも雪は積もっていたとはいえ、薄らとした程度だったのだが、トンネルを超えたら一面が雪景色で雪深く積もっていたのだ。

まさしく、

「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった」

の世界である。

兵庫県の県域の広さは以前に書いているので、そちらを参照されたい。

 

 

兵庫県朝来市和田山町。かつての令制国では但馬国にあたり、この辺りは内陸部

f:id:aigawa2007:20130105205129j:plain

 

 

バスはさらに北へ進んだが、予定の時間より大幅に遅れたため、寄るはずだった観光地もすっ飛ばし、奥城崎を目指して突き進んだ。

高速道路を降りると、山道を通って行ったが、雪が残っているため飛ばすこともできずノロノロ運転。

それでも崖に落ちるんじゃないかとビビってしまい、慌ててシートベルトを締めたほどだ。

 

山道を降りると突然、海が開けた。

そこが目的地の奥城崎だったのである。

まさしく冬の日本海だ。

とても国王が住んでいる同じ近畿地方とは思えない。

 

 

奥城崎の日本海。この写真ではわかりにくいが、冬の日本海らしく荒れていた

f:id:aigawa2007:20130105210239j:plain

f:id:aigawa2007:20130105210432j:plain

 

 

バスを降りて奥城崎シーサイドホテルに案内されると、用意されていたのは豪華な松葉ガニの料理だった。

さらにこのツアーには、温泉への入浴も組まれていたのである。

しかし、ホテルに到着した時には既に午後2時になっていた。

一泊するなら到着が少々遅れても、あとはカニ食って温泉に入って寝るだけなのだが、何しろ日帰りなので慌ただしい。

しかも食事と入浴込みで1時間半に短縮されてしまった。

「1時間半もあれば充分じゃないか」

と思われるかも知れないが、何しろカニ料理が豪華すぎた

一匹丸々のボイルした松葉ガニに、カニの刺身、カニすき鍋、焼きガニ、カニ雑炊、カニ焼売にその他諸々の料理と、とてもランチメニューとは思えない量だ。

食べるだけでゆうに1時間以上はかかり、入浴時間は僅か20分程度(それも脱衣と着衣を込みで)。

文字通り「カラスの行水」で、温泉に浸かるのがせいぜいだった。

 

 

用意されていたカニ料理の一部

f:id:aigawa2007:20130105185614j:plain

 

 

バスの出発時間が気になったので早めに入浴を切り上げると、まだ時間には余裕があったので、ホテルの外を散歩することにした。

日帰りツアーとはいえ、この頃になると同じツアー客の顔ぐらいはわかる。

他人の客同士でも会話が生まれたりする。

2時間サスペンスドラマだと、だいたいこういう時に殺人事件が起きるものだが、残念ながら(?)何も起こらなかった。

 

外を歩いていると、ツアー客の数人の美女が声をかけていた。

さすが国王、日本国でも人気があるようだ。

大和撫子に囲まれた国王も絵になる。

美女の一人が国王に言った。

「すいません、写真を撮ってもらってもいいですか?」

なんて非常識な女どもだ、国王に写真を撮らせるなんて。

まあ、彼女たちにとっての国家元首および政治指導者は明仁天皇と安倍晋三くんだから、他国の国王は関係ないということか。

それでも、他国民も大事にする国王は、彼女たちの要望通り快くシャッターを押してあげた。

 

それにしても、この美女軍団はナゾのグループだった。

若い女性が4人、これはわかる。

他にもう1人、若い男がいたのだ。

つまり、男1人、女4人の5人組だったのである。

これが年配の男が1人、混じっていたとするならば、あのオジサンはスポンサーなのだなとも思えるのだが。

4人の中の1人と付き合っているのならまだわかるが、そんな様子でもなかったし、そうだとしてもバランスが悪い。

4人の美女に囲まれたこの男、あまり羨ましいと感じなかったのは国王のヒガミだろうか。

 

まあ、他人の事情はともかく、午後3時半に出発したバスは、行きしなと違い海岸沿いを走ったので、広大な日本海の風景を楽しめた。

豊岡あたりで立ち寄った店では、振る舞い酒もご馳走になりいい気分。

高速道路に乗った頃にはすっかり日も暮れ、バスの中で心地よい眠りについた。