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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

甦れ!俺の太平洋クラブ

ゴルフ場運営会社の太平洋クラブが倒産した。


http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201201230459.html


朝日新聞デジタル版の記事は以下(赤文字)の通り。


 ゴルフ場運営「太平洋クラブ」(東京都港区)は23日、東京地裁に民事再生法の手続きを申請し、保全命令を受けたと発表した。負債総額はグループで1276億円。東証1部の「アコーディア・ゴルフ」が支援に名のりを上げており、当面は営業を継続しながら、事業再生を目指す。

 1971年創業で、「御殿場コース」など18コースを運営する。会員数は1万3千人で、預託金は682億円。73年から76年にはプロ野球球団「太平洋クラブライオンズ」の経営に携わっていた。

 帝国データバンクによると、創業以来、積極的なゴルフ場買収で事業拡大を進めてきたが、バブル経済崩壊で利用客が落ち込み、経営が悪化した。近年は預託金の償還が迫り、資金不足が問題になっていた。アコーディア・ゴルフは同日、太平洋クラブの事業再生を支援するため、スポンサー契約を締結したと発表した。


太平洋クラブというのは、ゴルファーというよりは野球ファンに馴染みの深い会社名ではないか。
そう、パ・リーグで無敵を誇った福岡の西鉄ライオンズが経営破綻し、1973年(昭和48年)から4年間、ライオンズのスポンサーとなった会社である。
西鉄から引き継いで球団経営をしたのは福岡野球株式会社であり、太平洋クラブは今でいうネーミングライツによって「太平洋クラブ・ライオンズ」として命名権を得たのは、以前ここでも何度か書いた通り。
1977年からの2年間は命名権がクラウンライターに移り「クラウンライター・ライオンズ」として福岡の地に留まったが、経営難から免れることはできず、1979年に九州から遠く離れた埼玉県所沢市に本拠地移転、「西武ライオンズ」としてまるで別球団のように生まれ変わった。
この瞬間「西鉄ライオンズ」は死んでしまったと言っていい。


以前も紹介した、福岡のライオンズファンによる悲しみを歌った「甦れ!俺の西鉄ライオンズ」はこちら。



福岡のファンを熱狂させた西鉄は太平洋、クラウンと名前が変わり、とうとう西武ライオンズとなって、福岡はおろか九州の地を去り、ライオンズは首都圏の球団となってしまった。
愛するライオンズを失った福岡のファンの嘆きを痛切に訴えた、日本野球を題材にした歌を代表する名曲と言えよう。


だが、改めて聴いてみると、ちょっとした不満がある。


まず何よりも、歌詞の中に池永正明の名前がない!
池永はポスト稲尾とも言える大エースだった。
それが理不尽な黒い霧事件に巻き込まれ、永久追放となった。
池永は八百長などやっていないと主張し、西鉄ファンは誰もが池永を信じた。
だったら、この曲の中に池永の名前を入れて欲しかった。


もっとも、西鉄ライオンズが消滅した原因は、池永が関与したとされる黒い霧事件である。
レコード化する際に「池永」の名前を入れてはいけない、という制約があったのかも知れない。
それならやむを得ない大人の事情と言えよう。


だが、そういう制約があったとしても、ロイ、バーマ、ウィルソンの名前がないのはどういうことか。
彼らだって西鉄三連覇の主力メンバーが衰える中、1963年(昭和38年)のリーグ優勝に大きく貢献し、「西鉄三銃士」と呼ばれた。
もちろん、彼らは黒い霧事件には全く関係がない。
西鉄三連覇の時にはいなかったとはいえ、西鉄ライオンズにとって、かけがえのない選手たちに違いはないだろう。
当然「甦れ!俺の西鉄ライオンズ」の歌詞に入るべき選手たちである。


それにしても三銃士だけに、「ロイ、バーマ、ウィルソン」と、3人セットで呼ばれることが多かった。