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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

想い出のフィールド(34)〜鹿児島県立鴨池球場

鹿児島県立鴨池球場(行った回数:1回)


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今年(2011年)、九州新幹線が全通し、鹿児島から大阪(新大阪駅)まで直通運転が行われるようになった。
鹿児島側の始発駅は鹿児島中央駅である。
「鹿児島中央」とは2004年に九州新幹線が部分開通した時に付けられた駅名で、それ以前は「西鹿児島駅」と呼ばれていた。
「西」と付く以上、純粋な「鹿児島駅」も存在するわけで、西鹿児島駅(鹿児島中央駅)の隣り駅になっている。
駅名から考えると鹿児島駅の方が市の中心駅のように思われるが、西鹿児島駅が在来線ターミナルの有利性を活かし、完全に中心駅の座を奪い取った。
さらに新幹線の終着駅にもなって、「鹿児島中央駅」と駅名も中心駅らしくなった。


鹿児島中央駅にお株を奪われた格好になった鹿児島駅だが、それでも取り柄はある。
鹿児島市は路面電車の街で、鹿児島駅前電亭は鹿児島市電の始発駅だ。
そこから1系統のチンチン電車に乗ると、14個目の駅に「鴨池」という電亭がある。
そこで降りて約10分歩くと、鹿児島県営鴨池球場に辿り着く。
長年、千葉ロッテ・マリーンズがスプリング・キャンプ地としてきた球場だ。
電亭からはやや遠いが、キャンプ地が県都の中心地にあるというのもあまりない。
なお、距離的には鹿児島中央駅からの方が近く、同駅から路線バスに乗ればわけなく鴨池球場に行くことができる。
「体育館前」というバス停で降りると徒歩5分の所に鴨池球場があり、市電の鴨池駅からよりも近い。
なんだ、やっぱり鹿児島中央駅の方が便利じゃないか。
いずれにしても、日本のキャンプ地としては最も便利がいい部類に入るだろう。
ただし、空路で鹿児島入りする場合は、鹿児島空港から鴨池球場がある鹿児島中心部までかなり遠いので、不便を強いられる。
このあたりは、市街地から程近い場所に空港がある宮崎市とは対照的と言える。


僕が初めて鴨池球場に行った時、前日まで宮崎市在住の友人と宮崎キャンプ地巡りをしていた。
従って、その日の朝に宮崎から車で出発した。
宮崎自動車道を通れば鹿児島まで行くことができるが、そのルートだと霧島山の北側を通るので、かなりの大回りになる。
そこで、都城付近で高速を降りて一般道を走り、鹿児島付近で再び高速に乗る、というルートを採った。


鹿児島市に着いて、目に飛び込んでくるのが雄大な桜島だ。
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桜島に見守られるように、鴨池球場でロッテナインが汗を流していた。
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両翼98m、中堅122mと申し分のない広さ、フィールドは内野が土、外野は天然芝(冬芝は枯れる)、ナイター設備も完備し、収容人員は30,000人(は、ちょっとサバの読み過ぎか)でスタンドはネット裏が二層式、スコアボードは磁気反転式でフリーボード(選手名と兼用)があるという、地方球場では珍しいデラックス版だ。
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もちろん、プロ野球一軍公式戦の使用も可能で、2011年には東日本大震災の影響による代替球場としてソフトバンク×ロッテ戦が実施された。
アクセス面でも充実し、至れり尽くせりのキャンプ地と思えるが、問題が無いわけではない。


まず気候面で沖縄よりも寒く、地形の関係で宮崎に比べると雪が降り易く、日照時間が短い。
また、鹿児島でキャンプを張っているのはロッテだけで、一番近いキャンプ地の宮崎でも結構遠く、そう簡単には練習試合もできないだろう。
さらに、鴨池公園内にある各施設は老朽化が進んでおり、さらに各施設が結構離れているので、選手たちの移動は車や自転車を使わなければならない。
そうした不便さが祟り、2008年にロッテ一軍は、かねてから誘致運動をしていた沖縄県の石垣島にスプリング・キャンプ地を移転した。
また二軍のキャンプ地は、同じ鹿児島県内とはいえ薩摩川内市なので、ロッテは鴨池球場からは完全に撤退した。
主(あるじ)を失った鴨池球場だが、その後は韓国プロ野球(KBO)の球団がスプリング・キャンプを行っている。


1972年から36年間、途中でアメリカ・アリゾナ州ピオリアでキャンプを張ったことがあるとはいえ、ずっと鹿児島キャンプを行ってきたロッテと鹿児島市の関係が完全に切れてしまったのは寂しい限り。
キャンプが打ち上げになる2月最後か3月最初の週末に、鴨池球場でのロッテ×巨人のオープン戦を見ると、春の訪れを感じたものだ。


今後、鹿児島で一軍のスプリング・キャンプを張る日本プロ野球(NPB)の球団は、おそらくないだろう。



1980年、鴨池球場でのロッテ×巨人のオープン戦