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ネターランド王国

国王:ハードフォーク安威川トークン

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:ハードフォーク安威川トークン」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

大誤審

4月20日、阪神甲子園球場での阪神×巨人2回戦で、事件が起こった。


2−2の同点で迎えた7回裏の阪神の攻撃、1点を奪って勝ち越した後、なおも二死一、三塁と攻め立てる。
ここで打者のブラゼルはセカンドへ高々と打ち上げてしまった。
セカンドフライでチェンジかと思われたが、二塁手の脇谷がお手玉し、ボールはグラウンドに落ちたかのように見えた。
脇谷、痛恨のエラーで阪神が追加点!
というシーンだったが、一塁塁審の土山が、グラウンドに落ちる前に脇谷が捕球したと判断し、アウトを宣告してスリーアウトチェンジとなった。


収まらないのが阪神の真弓監督。
滅多に抗議しない真弓監督が、激しく抗議した。
テレビのリプレイを見ても、脇谷がお手玉したボールは明らかにグラウンドに落ちている。
しかし四人集まった審判団は競技の結果、判定を覆さなかった。


この「大誤審」により、追加点を奪えなかった阪神は、さらに判定に泣かされることになる。
その直後の8回表、巨人の先頭打者の小笠原が、ショートへボテボテの当たり。
ショートから一塁へ送球され、微妙な判定だったが、一塁塁審の土山の判定はセーフ。
冗談じゃない!と、再び真弓監督が飛び出してきた。
今度は土山を跳ね飛ばさんばかりだ。
幸い、土山には当たらなかったから退場にはならなかったものの、体に触れていれば間違いなく退場だろう。
この激しい抗議にも、当然判定は覆らず、阪神は無死一塁の大ピンチを迎えてしまった。
そしてリリーフの久保田が巨人打線に捕まり、この回3失点で逆転を許し、阪神はこのまま敗れてしまった。


判定に泣いた阪神だが、審判団の対応はどうだったのだろうか。


まず、脇谷のファンブルに関しては、明らかに落球だった。
この件に関しては、土山および審判団は責められなければならない。
何が悪かったのかと言えば、落球の瞬間を見た審判が一人もいなかったことだ。
一番近い位置にいた一塁塁審の土山がアウトを宣告したが、これは脇谷の動きを見て判断したのだろう。
実際に脇谷の落球を見た審判がいないのだから、これは仕方がない。
野球のルール上、判定を覆すわけにはいかないのだ。
真弓監督が抗議したのは、審判の見る位置が悪い、ということだ。
これは当然の抗議である。
この件に関し、阪神はセ・リーグに対し要望書を出すと表明しているが、これも当然の対応だろう。
だが審判がそれを認めて判定を覆すと、野球という試合が成り立たなくなる。


僕はむしろ、その直後の小笠原のショートゴロを、セーフと判定した一塁塁審の土山に感服した。
このケースでは、アウトと判定してもおかしくない場面である。
前の回に微妙な判定で真弓監督から激しい抗議を受けたのだから、今度は微妙なケースがあったら埋め合わせで阪神に有利な判定をしようかな、というのが人情である。
しかし土山は、自信を持ってセーフと判定した。
当然、真弓監督からの猛抗議を受けたが、判定は覆らなかった。
スロービデオで見ても微妙だったが、これはセーフだったと思う。
直前のミスジャッジによる「借り」のことは考えずに、自信を持ってジャッジした一塁塁審の土山は拍手を贈りたい。
もちろん、脇谷の落球を見逃した件については猛省を求めたいが。


巨人軍を創設した「日本プロ野球の父」と呼ばれる正力松太郎は、生前にこう語ったという。
「審判も人間だから、必ずミスジャッジはある。それは仕方がない。でもミスジャッジを埋め合わせるミスジャッジは許さない。ミスジャッジは一回で終わらせるべきだ」
これほどの見事な正論もないだろう。


翌日の関西のスポーツ紙の一面は、報知スポーツ以外は全てこの「大誤審」だった。
一塁塁審の土山を吊るし上げるのはもちろん、真弓監督の抗議が手ぬるい、という論調である。
退場になってもいいから、もっと激しく抗議してもらいたい、というものだ。
こんなヌルい監督だから、2年間も優勝できないんだ、と。


だが、本当にそうだろうか。
「判定に激しく抗議して、監督が退場になったから選手が燃えた」
というのはよく聞く話だが、監督が退場にならないと燃えない選手の方がもっと問題である。
監督は常に冷静沈着で、選手は常に燃えていなければならないのではないか。
真弓監督はアグリーメントに従って、約4分間の抗議に留めた。
それ以上の抗議は無駄だし、観客無視の行為になるからだ。
それを「もっと抗議しろ!」という風潮は、どう考えてもおかしい。


そもそも日本プロ野球(NPB)には、
「微妙な判定には抗議しなければ損だ」
という空気が蔓延っている。
NPBの審判団は立場が弱く、日本プロ野球機構は守ってくれないから、監督や選手をなんとかなだめるしかできない。
メジャーリーグ(MLB)の審判団は確固たる地位を持っているので、試合進行を妨げる選手や監督に対しては、毅然とした態度でしかるべき処分を言い渡すことができる。


球団が審判団に対して技術向上を求めるのは当然である。
だが、審判を脅して有利に導こうという、前近代的な考え方は正すべきではないか。