ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

スコアラー

京セラドーム大阪で行われている社会人野球日本選手権に行ってきた。
社会人野球のレベルは恐ろしく高い。
ハッキリ言って独立リーグの比ではなく、選手権や都市対抗クラスになるとNPBの二軍よりも上だろう。
一般席は1000円で、ネット裏の特別席は1500円。
500円を奮発して特別席のネット裏に陣取ったが、このレベルの野球を京セラドームというプロ野球常打ち球場のネット裏で、最大3試合を僅か1500円で観ることができるなんて凄いことなのだ。
しかしこの有難味がわからないのか、ネット裏はガラガラで、1000円の席もうるさいだけの応援団以外は客がほとんどいない。


社会人野球の楽しみは、試合前のシートノック。
どのチームも惚れ惚れするようなノックを展開し、僅か7分間という貴重な時間を見事に使い切る。
特にキャッチャーフライを含む内野のポップフライを打ち上げる技術は見事で、これだけ芸術的なノックはNPBのキャンプでもメッタにお目にかかれない。
独立リーグのシートノックなんて、申し訳ないがとても見てはいられない。
ポップフライをまともに打ったシーンなど見たことがない。
高校野球の名門校の監督の方がノックは遥かに上手いだろう。
ある高校野球の監督は「センターにゴルフのホールのようなものがあれば、ノックでホールインワンしてみせる」と豪語していた。
ことノックに関しては、NPBを含むプロ野球の監督やコーチよりも、アマチュアの指導者の方が上かも知れない。


そんなノックに見とれていると、ネット裏に座っていた僕の前に二人の若い男が座った。
二人とも次の試合に登場するチーム名が入ったトレーニングウエアを着ていた。
そのうちの一人はビデオカメラを持っていたが、もう一人はおもむろにスコアシートを取り出した。
どうやらそのチームのスコアラーらしい。
スコアラーと言っても、スコアカードを持っている男は右手に包帯を巻いていたので、怪我のためにベンチ入りできなかった選手がスコアラーの役割を担ったのかも知れない。


つまりNPBのような専任スコアラーではなさそうだったが、持っていたスコアカードはNPBのような本格的なものだった。
スコアラーが持っているスコアシートは、僕が持っている一般的な物とは全然違う。
これが、僕が使っている一般的なスコアブックだ。
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これは記録を取るためのスコアだが、スコアラーが使っているのは投手対打者の対戦データを重きに置いたスコアシートだ。
そのため、打者の一打席ごとにストライクゾーンを9分割に分けた絵が使われており、その分スペースを使うわけで、普通のスコアブックのように一つのチームを1ページに収めることなどできない。
ただし、普通のスコアブックと違ってイニングごとではなく打席ごとに区切っているから、1チームにつき2枚程度で済むようだ。


普通、NPBのスコアラーは相手チームの分析のために存在する。
何しろ年間144試合もあるのだから、相手チームのデータを取るのは当然である。
しかし社会人野球の場合は一発勝負のトーナメントなのだから、目の前の相手チームのデータを取っても仕方がない。
したがってこのスコアラーは、自チームの攻撃時のみスコアを取っていた。
このデータを今後に活かそうというのだろう。
相手チームの攻撃になるとやることがないから、イニングが変わるとたこ焼きを買いに行ってビデオ担当の男とたこ焼きを食っていた。
随分のんびりしたスコアラーもいたもんだ。
スクイズ失敗してランダウンプレーになった時など、スコアの付け方がわからなかったらしく、ビデオ担当の男に訊いていた。


このスコアシートをなんとか写真に収めたいと思った。
しかしビデオ担当の男が、僕がスコアシートに関心があると悟ったらしく、チラチラと僕の方を振り向いてくる。
試合風景を撮るふりをしてカメラを構えてチャンスを待っていたが、ようやく最終回に二人の隙を見つけた。
そして遂に、スコアシートの盗み撮りに成功した。
それがこちらである。
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上の写真とは全く違うことがわかるだろう。
9分割のストライクゾ−ンに、球種を書き込んでいる。
右下の扇型のフィールドには打球方向を示し、右上には普通のスコアブックと同じマス目があって、プレーに関する記号を書き込む。
これなら細かなデータを取れそうで、僕もこのスコアシートを参考にして、エクセルで作ってみようか、と思ったぐらいだ。
しかし、このスコアシートでは打者の得手不得手はわかっても、試合全体の流れはわかりにくい。
やはり試合そのものを把握したり、記録を取ったりするのは、普通のスコアブックが一番いいのだろうか。
それでもやはり、スコアラーの持つスコアシートを目の当たりにしたのは貴重な体験だった。