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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

平城遷都1300年祭

11月7日に閉幕した平城遷都1300年祭に行ってきた。
近鉄線の大和西大寺駅近くに平城宮跡があり、そこがメイン会場となっている。
大和西大寺駅というのは近鉄奈良線と同・京都線(および橿原線)がクロスしており、奈良県でもキーステーションと言うべき重要な駅だ。
この駅から奈良市街、大阪(難波)、京都、橿原神宮へ行くことができる、近鉄線の要所である。
しかし不思議なことに、駅名の由来となっている西大寺はあまり知られていない。
大仏がある東大寺は超有名なのだが、西大寺という寺があることすら知らない人も多いだろう。
おそらく遷都祭に訪れた人も、ほとんどの人が西大寺は素通りしていたのではないか。
かくいう僕も、西大寺には行かなかったのだが。


大和西大寺駅から歩いて15分ぐらいのところに平城宮跡があり、入場料は無料だ。
会場内には奈良時代の衣装を貸し出している場所があり、この衣装を身に纏っている人が多くいたが、もちろん僕は着なかった。
会場内でいきなり目に飛び込んでくるのが、存在感いっぱいの大極殿である。
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逆に言うと、大極殿以外に目立った建物はなく、だだっ広い広場が拡がっているだけだ。
それだけに大極殿には大勢の人が集まり、ここも入場無料だが中に入るのに15分ぐらい並んだ。
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大極殿から外に出ると、特に整備されていない広場をひたすらテクテクと歩く。
ようやく東の端に辿り着き、そこにあったのは東院庭園だ。
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東院庭園を離れると、また駅の方向へ戻るためにテクテクと歩きだす。
とにかく広い。
広すぎる。
なにしろ、平城宮跡の南部を近鉄電車が突っ切っているぐらいだ。
これだけ広いのにも関わらず、残念ながらせんとくんには出会えなかった。
途中でフードコート(というより出店)があったが、何も食う気にはなれなかった。
これから駅に戻るのも億劫だったが、偶然にもバスターミナルを発見し、無料シャトルバスが出ていたので、それに乗って大和西大寺駅に戻った。
これは駅近くにあった近鉄百貨店の屋上から撮った大極殿。
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明治維新まで1000年以上も日本の都であり続けた京都と違い、僅か70年間しか首都機能を果たせなかった奈良は、平安時代以降は一つの地方都市でしかなかった。
平城京も平安京も唐の長安を手本にした、碁盤の目のような道が東西南北を走っている都市だが、京都は現在もその姿を残しているのに対し、奈良にはもうその面影はない。
京都では東西に走る道を北から順番に一条通、二条通と南に下って行き、十条通まであって現在でもその呼び名は残っている。
一条とは京都御所がある場所、要するに天皇が住んでいる場所だ。
奈良でも平城宮跡の辺りに一条町、二条町という地名は残っているが、京都ほど明確ではない。
そこから南下して三条大路、四条大路という地名があり、九条町まで続いているが、ここは既に奈良市ではなく大和郡山市だ。
そして京都の四条通五条通というような太い幹線道路があるわけでもない。


奈良県民はあっさりしている県民性と言われ、大阪府に通勤する人が多いために大阪のベッドタウン化され「奈良府民」などと呼ばれているが、やはり京都のような歴史的なしつこさは感じられない。
歴史的にいえば京都の方が後発都市であり、奈良の方が深い歴史があるというのに。


とにもかくにも、平城遷都1300年祭は大勢の人を集め、成功だったと言える。
誕生した時には物議を醸したせんとくんも、それがかえって知名度を上げることになり、一躍人気キャラとなった。
問題はこの成功を今後、どう繋げるかである。
奈良には京都にも勝るとも劣らぬ史跡が目白押しなのだから。
ちなみに、2045年に東京―大阪間が開通するリニア新幹線は、京都ではなく奈良を通る予定になっている。