昨日、社会人野球のクラブチームのマネージャーをやっている方から突然電話をいただいた。
彼の弟がそのチームの投手で、彼らとその友人を含めて4人で今年の3月に元・近鉄バファローズの加藤哲郎さんの店に行ったことがある。
その時の模様はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/aigawa2007/20100313/1268496405
昨日の電話の用件は、野球の記録について教えてほしい、というものだった。
記録を取っているのだが、細かい点でわからない部分があるとのこと。
アドバイスをして、解決したようだが、数時間後にまた電話があった。
明日(つまり今日)、近畿クラブ交流大会があるのですが観に来ませんか、とのこと。
ナイトゲームで阪神のホームゲームがあるので無理と最初は断ったが、あとで試合時間などを調べてみると、1試合だけ見れる時間帯があったので、その試合を観に行くことにした。
球場はこちら。
佐藤薬品スタジアムという、まるで薬でも作っているような名前だが、もちろんそうではない。
ネーミングライツにより今年の7月から薬品工場のような名前になった。
それまでの名称は奈良県立橿原公苑野球場で、その名の通り橿原神宮内にあり、高校野球の奈良大会のメイン球場でもある。
マネージャー及びその弟が所属する「一城クラブ」は、奈良県にある社会人硬式野球クラブであり、もちろん都市対抗予選や日本選手権の予選にも出場する。
http://www.eonet.ne.jp/~ichijo-baseball/index.html
近畿クラブ交流大会はこれら上部に進出する大会ではないが、近畿各地からクラブチームが集い、優勝を争う。
今日は準決勝2試合と決勝戦が行われた。
今や高校野球の春季大会でもあまり見られない、準決勝・決勝の同日開催である。
しかも真夏のこの時期に1日2試合は、選手たちにとって相当きついだろう。
一城クラブは準決勝第二試合の登場。
これに勝てばそのまま次の試合で決勝戦が行われる。
時間的にみて、僕はこの試合しか見られない。
この試合に間に合うように車を飛ばした。
橿原神宮へは山を越えてすぐだし、最近はバイパスも通っているので、大阪市内に出るよりも遥かに早い。
しかし、渋滞に巻き込まれたうえに準決勝第一試合が早く終わったため、第二試合の試合開始には間に合わず、マネージャーとも会えなかった。
それでも、一回表から試合を観ることはできた。
五回終了後のグラウンド整備の時、お茶を買いに行ってスタンドに戻ってきたら、マネージャーが挨拶に来てくれた。
急用ができたそうで、帰らなければならないとのこと。
試合の方は残念ながらマネージャーの弟の出番はなかったが、追いつ追われつの熱戦の末、一城クラブが10対6(規定により時間切れで8回まで)で勝って、決勝進出を果たした。
試合終了後、ベンチの横に行くとマネージャーの弟が出てきたので、おめでとうと声を掛けて「決勝戦は投げるの?」と訊くと「はい、投げると思います」との返事が返ってきた。
ピッチングを見たかったが、残念ながらタイムリミットとなり、佐藤薬品スタジアムをあとにした。
その後、マネージャーからメールがあり、一城クラブが決勝戦を7−0の七回コールドで勝って、見事に優勝したとのこと。
しかも弟が完封勝利を果たしたのだそうだ。
さらにそのあと、HPで調べてみると、弟が最優勝投手に選ばれていた。
背番号19の選手である↓