ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

二つの早慶戦

11月23日と言えば、ラグビー早慶戦(早稲田大学×慶應義塾大学)の日。
今日も秩父宮ラグビー場で行われたが、今年は別の場所でも早慶戦が行われた。
阪神甲子園球場で行われた野球によるオール早慶戦である。
オールというのは現役学生に加えて両校OBの社会人選手も参加する試合のこと。
ただし、プロ選手は含まれていない。


なぜわざわざこの日に行うのか理解に苦しむが、それでも甲子園で早慶戦を行うのは53年ぶりとのこと。
意義のある試合には違いない。
例によって、我が国きっての敏腕記者であるえむすぽ記者と共に、外野席に陣取った。


外野席およびアルプス席には客は少ないが、両校OBが占めていると思われる内野席は満員に近い状態。
関西の大学野球で甲子園を使用するのは関関戦(関西大学×関西学院大学)がある日だけ。
しかも関関戦はさほど客が入るわけではなく、この日の早慶戦とは雲泥の差だ。
関西で行われる試合なのに、早慶戦の歴史の重みを感じさせる雰囲気だ。
おそらく、関西在住の早慶OBが多数詰めかけているのだろう。


試合開始は13時だが、打撃練習は1時間前に切り上げて、両校応援セレモニーが始まった。
まずは両校応援団が「早慶賛歌」を歌う。
両校応援団が一斉に歌うサマなんて初めて見た。
そして、明治神宮球場と同じく三塁側に陣取った慶應応援団が「若き血」そして校歌を歌い上げ、早稲田にエールを送る。
すると早稲田応援団は「紺碧の空」と、校歌である通称「都の西北」を熱唱。
今、「都の西北」という文字を見て、


「みや〜こ〜の せい〜ほ〜く わせ〜だ〜の とな〜り バカ田〜 バカ田〜♪」


というメロディが頭をよぎった方は、しばらく正座していなさい。


穿った見方をすれば、今日の主役は選手よりも応援団ではないか。
早慶の応援合戦を甲子園でしたいがために、この企画が実行されたのではないか。
無料で配布されていたパンフレットでは、両校の校歌および応援歌を2ページも使って紹介されている。
野球関係では、両校のメンバー表が記されているだけ。
試合の見どころとか、両校対戦の歴史とかは一切記されていない。
試合は二の次、三の次、という感じである。
まあ、エキシビジョン・ゲームなのだから別に構わないのだが、せめて両校の名勝負集ぐらいは掲載して欲しいものだ。
かつて全日本プロレスの記念試合で、馬場&ハンセン&ドリー×鶴田&アンドレ&ゴディという超豪華シックスメンタッグマッチが行われたが、その時に最高に盛り上がったのは試合そのものではなく、一人一人が入場テーマ曲に乗って登場するシーンだった。
今回のオール早慶戦にもそれに近いものがあるのだろう。


応援セレモニーも終わり、両校の先発メンバーが発表されたが、早稲田の先発投手に驚いた。
なんと、千葉ロッテにドラフト2位指名を受けているトヨタ自動車大谷智久だったのである。
パンフレットを見ても、登録メンバーに入っていない。
負傷者でも出て、急遽メンバー入りしたのだろう。
大谷は最近行われていた社会人野球日本選手権で日産自動車戦に登板、痛恨の逆転サヨナラ負けを喫していた。
トヨタ自動車が最大のライバル会社である日産自動車に逆転サヨナラ負け、その戦犯がプロ入りする大谷だったのだから、トヨタにとっては踏んだり蹴ったりだっただろう。
とはいえ、さすがに学生主体チーム相手では手玉にとり、慶應打線を3回無失点に抑え込んだ。
ただ、変化球主体のピッチングで、報徳学園時代に見せたダイナミックな投球が影を潜めていたのは不満だった。


一方の慶應投手陣は、先発投手から球が荒れまくり。
四球を連発して走者を貯めて、長打を食らうと言う最悪の試合展開で、序盤で早稲田が早くも5−0と一方的リード。
ところが、大谷が三回で降板すると、四回に慶應打線がやはり制球を乱した早稲田投手陣を捕まえ、四球で走者を貯めた後に長打を連発して、一挙8点を挙げて試合をひっくり返す。
予想だにしなかった打撃戦となった。


その頃、14時を回っていた。
秩父宮ではラグビーの早慶戦が既に始まっている。
ワンセグでラグビー早慶戦を見てみた。
その時、慶應が8−6で早稲田をリードしていたが、ここで慶應がトライ!
13−6とリードを拡げた。
ここ数年は大学王座に君臨している早稲田に対し、慶應は近年歯が立たない。
しかし、まだ前半とはいえ今年は大健闘のようである。
ところが、携帯を充電してこなかったので、ここでバッテリーが切れてしまった。
今後は、イニングの合間にえむすぽ記者のワンセグで見ることになった。


さて、甲子園に目を戻すと、8−5で五回終了。
それにしても長い試合だ。
5点を取られた後に8点を取って大逆転と、一見スリリングな試合だが、大谷を除く投手たちの四球の多さには辟易した。
五回を終了したときには、1時間遅れで始まった秩父宮は既にハーフタイム。
6回が始まったばかりなのに、既に15時、即ち2時間経過である。
学生野球、しかもエキシビジョン・ゲームなのだから2時間そこそこで終わると思っていたが、トンでもない計算違いだった。
このままのペースだと、間違いなく3時間超だ。


イニング間に見るワンセグでは、ラグビー早慶戦は相当見応えのある試合を展開しているようだ。
早稲田が1トライ1ゴールを挙げて13−13で前半を終えていた。
しかし後半、慶應が1トライ1ゴールで再び20−13と突き放した。
早稲田有利と思われていた試合での、慶應の大健闘である。
こんなスリリングな試合になるのだったら、家でラグビー早慶戦を見ていた方が良かったのではないか?
いやいや、53年ぶりの甲子園での早慶戦である。
これを見逃す手はないだろう。
秩父宮や神宮での早慶戦は毎年見られるが、甲子園での早慶戦など、今後いつ見られるのかわからないのだ。


七回表、慶應が2点を追加し、10−5とリードを拡げた。
序盤戦の慶應の劣勢がウソのようである。
さらに、打撃戦の割にはホームランすら出ない。
やはり大学生が木のバットで、甲子園でホームランを打つのは至難の技なのだろうか。
もはや僕たちの興味は目の前の広い甲子園ではなく、狭いワンセグ画面の秩父宮に移っていた。
敗色濃厚だった早稲田が試合終了近くになって、起死回生のトライを挙げる。
コンバージョンゴールも決まって、遂に同点に追い付く。
その後は両校とも決め手がなく、そのままノーサイド
20−20の、壮絶な引き分けだった。
慶應フィフティーンにとっては、早稲田と引き分けた嬉しさと、早稲田に勝てる試合を引き分けに持ち込まれた悔しさが同居していたに違いない。


秩父宮での内容の濃い試合が終わった後でも、甲子園では締まらない試合が延々と続いていた。
しかし、甲子園での早慶戦でも見せ場はあった。
八回表、早稲田のマウンドには抑えの切り札、大石達也
大石は150km/h前後の速球をズバズバ決め、格の違いを見せつけた。


そして、大石が八回のマウンドに立ったということは、九回のマウンドに立つのはこの男しかいない。
前日は東京ドームで、プロU−26相手に1イニングを投げた「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹である。
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背中に燦然と輝くキャプテンナンバー・10!
早稲田大学野球部第100代主将にふさわしい男である。
しかし、高校野球の聖地、甲子園のマウンドで、背番号10は控え投手に見えてしまう。


とはいえ、斎藤は1イニングを見事に3者連続三振に斬って取った。
さすがに甲子園の申し子である。
ただ、斎藤がマウンドに立った時、無数のフラッシュがたかれた。
プレイがかかる前ならまだしも、試合中でも遠慮なくフラッシュをたいている。


いい加減、このマナー違反を野球ファンは自覚するべきではないのか。
試合中にフラッシュをたくと、選手にとって邪魔なことぐらい、わからないのか。
ちなみに、上記写真ではフラッシュはたいていない。
フラッシュなんてたかなくても、写真は充分に撮れる。
しかし、観客は無遠慮にフラッシュをたき続ける。
慶應応援団からもフラッシュがたかれていた。
実に残念な光景を見てしまった。


試合は、慶應がそのまま逃げ切って10−5で早稲田を破った。
今後いつ刻まれるかわからない、甲子園での早慶戦の歴史的なスコアボードである。


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