ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

被告と被告人

21日、宇都宮地方裁判所で、足利事件の再審初公判があった。
足利事件とは、1990年に4歳女児が殺害された事件で、その犯人として菅家利和さんが逮捕、起訴されて、無期懲役が確定した事件である。
しかしその後、当時の証拠が不充分として再審請求、今回の宇都宮地裁での再審となった。


菅家さんの冤罪が証明されるのはほぼ間違いなく、その点ではいいニュースだが、ちょっとマスコミの書き方に疑問を持った。
再審の休廷時に、菅家さんは報道陣から質問された。
「裁判長から『菅家さん』と言われたときに、どう感じましたか?」
菅家さんはこう答えたと、メディアは報じている。


被告と言われずにホッとした」


ちょっと待て。
VTRを見ると、菅家さんはそんなことは言っていない。
菅家さんはこう言っている。


被告人と言われずにホッとした」


被告と被告人。
この二つの言葉は似ているようで、全然違う。


昔は逮捕された人物を、たとえば「安威川敏樹」と、新聞やテレビは呼び捨てで報じた。
しかし、逮捕された段階では、まだ犯罪が確定したわけではないので、呼び捨てではマズかろうと、各メディアが呼称を統一した。


逮捕された時点では「○○容疑者」
逮捕され、検察から起訴されたら「○○被告」
起訴され、裁判で刑務所行きが確定したら「○○受刑者(あるいは死刑囚)」


今、一番注目されている「被告」と言えば、酒井法子被告だろう。
しかし、彼女は正確には「被告」ではなく「被告人」である。
今月26日に彼女を待ち受けている裁判は、民事裁判ではなく刑事裁判だからだ。


覚醒剤所持の容疑で逮捕、検察から起訴された酒井法子は、「被告人」として東京地方裁判所に出廷することが義務付けられている。
もちろん、これは刑事裁判である。


刑事裁判とは、犯罪を犯したとされる人物が逮捕、起訴され、行われる裁判だ。
刑事裁判では、有罪、無罪はもちろん、その量刑が争われる。
刑事裁判は、被告人の犯罪をを追及する検察官と、被告人の弁護をする弁護人との戦いだ。


一方、民事裁判とは、犯罪の有無に関係なく、被害者と加害者の戦いとなる。
訴えを起こした人(あるいは団体)が原告、訴えられた人(団体)が被告だ。
裁判所は原告、被告の意見を聞いたうえで、判決(被告が原告に賠償金をいくら払うとか、被告に損害賠償の必要がないとか)を決める。
被告人は逮捕、起訴されなければなれないが(そんなものになりたい人はいないだろうが)、被告にはいつなるかわからない。
たとえばあなたが、全然身に覚えがないことでも、原告から民事訴訟を訴えられれば、その瞬間から被告になるのだ。


つまり、
刑事裁判=検察×弁護人(被告人)の戦い
民事裁判=原告×被告の戦い

ということになる。


「そんなことぐらい、わかってるよ!」と言われそうだが、マスコミが「被告」と「被告人」をごちゃ混ぜにしている以上、混乱する人がいるかも知れない。
もちろん、犯罪者の汚名を長年受け続けた菅家さんは、「被告」と「被告人」が全然違う立場だということを、身に染みて感じていただろう。


折りしも裁判員制度が始まったのだから、そのぐらいの法律用語はマスコミが一般市民にキチンと示すべきではないだろうか。