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ネターランド王国

国王:ハードフォーク安威川トークン

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:ハードフォーク安威川トークン」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

終戦

今日、明治神宮球場東京ヤクルトスワローズ×阪神タイガース24回戦が行われ、ヤクルトが3対1で勝って3位確定、クライマックス・シリーズ(以下CS)進出を決めた。
そして、阪神は今シーズン全日程を終え、67勝83敗4分、勝率.479で4位となり、CS進出は夢と消えた。


阪神の今シーズンの総括はBTやBMXで読んでいただくとして、こんなに疲れたシーズンはなかった。
今日も試合前は、
「阪神がヘタにCS進出して、またしんどい思いをするのなら、今日負けてきれいさっぱり諦めるのもいいかな」
と思っていたほどだ。


だが、最後の打者、鳥谷がセンターフライに倒れた瞬間、いい知れぬ虚脱感が襲った。
もう今年は、緊迫感溢れる試合の記事を書く必要がなくなったのか、と。
正直言って、CS記事を書くのは億劫だった自分もいたが、いざその必要がなくなると、虚しさばかりが残ってしまう。


ひょっとすると、選手たちも似たような気分かも知れない。
過酷なペナントレースなどさっさと終えて、シーズンオフはゴルフや温泉旅行を楽しみたい、なんて思っている選手もいるだろう。
CSやプレーオフがなかった頃は、優勝争いから脱落したチームの中にはそんなことを考えていた選手が大勢いたに違いない。
たとえば、巨人が独走優勝した今年のセ・リーグでは、巨人以外のセ・リーグの選手たちは、昔なら心は既にシーズン・オフへ飛んでいただろう。
でも、CS制度がある現在では、それは許されない。
セ・リーグの場合で言えば、最下位の横浜以外は、シーズン終了間際まで、消化試合はなかったのだ。
何かと批判が多いCS制度だが、消化試合が少なくなって緊張感のあるゲームが増えたことは評価できる。
もちろん、勝率5割に満たないチームに日本一のチャンスがある、ということは再考の余地があるだろう。
ただ、選手たちが緊迫感のあるゲームを数多く経験できるのはいいことだ。
選手たちにとって、緊迫感のある試合に出場するのはしんどいことだが、大きな喜びでもある。


僕はやっぱり、阪神のCS記事を書きたかった。
たとえ胃の痛むような思いをして、締め切りに追われていても。
実は阪神がCS進出したときに備えて、CS第一ステージでの中日戦の予想記事まで準備していた。
キーポイントとなる選手の対戦データを調べ上げて、いつでも原稿をを送れるようにしていたのだが、もうその記事が日の目を見ることはない。


それでも、僕には達成感があった。
今シーズンの阪神戦144試合、全ての試合をスコアブックに付けることができた。


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成美堂スポーツ出版の「野球スコアブック・豪華版」6冊である。
このスコアブックは30試合分収録可能だが、セ・リーグのカード別対戦は24試合。
これに加え、交流戦の対パ・リーグカード別対戦は4試合。
合計28試合を、1冊のスコアブックにまとめることができる。


ただし、阪神戦のセ・リーグでの対戦チームは5チームだが、交流戦でのパ・リーグのカードは6チームとなるため、阪神×楽天戦のみもう一冊用意した。
阪神×楽天戦用のスコアブックが4試合しか使われないのはもったいないが、残りは阪神がCSや日本シリーズに進出したときに使用しようとした。
でも、阪神がCS進出できなくて、その必要もなくなったので、阪神とは関係なくてもCSや日本シリーズのスコアを付けてみようか、なんて思っている。


カード別にスコアブックを分けると、対戦データを割り出すのが実に楽になる。
この投手と相手チームとの相性はどうだとか、苦手な打者は誰だとか、すぐにわかる。
最近ではNPBのBISがテーブルスコアをネット配信してくれるが、テーブルスコアではスコアブックと違って、どのタイミングで投手交代があったか、どういう走塁記録なのかはわかりづらい。
やはり、実際に自分の目で見て、自分の手でスコアを付けることが重要なのだろう。


正直言って、阪神戦144試合の全試合をスコアに付ける自信など全くなかった。
子供の頃、父親にスコアブックの付け方を教わって以来、趣味でスコアを付けることはあったが、本格的に付けることはなかった。
特に成人してからは、野球での僕のお供はスコアブックではなく、ビールになっていたのだから。
3年前、第1回WBCアジアラウンドを東京ドームに観に行った際、全6試合のスコアを付けたが、その時だってボールカウントまでは付けなかった。


今シーズン前、BTの取締役と会ったときに、週刊ベースボールに掲載された僕の文章を見せた。
取締役はその文章を見た後、
「スコアブックは付けられますか?」
と訊いてきた。
僕は「はい」と答えたが、取締役にとってはそれが決め手だったのかも知れない。
何しろBTは、徹底したデータ主義の野球媒体なのだから。
かくして、僕はBTに記事を書くようになった。


別に義務ではなかったが、僕は阪神戦の全試合をスコアブックに付けようと思った。
そうすればデータの算出が簡単で、記事も書きやすいから。
そしてこれは、思わぬ方向に飛び火した。
7月ごろ、関西独立リーグの公式記録員をやってくれないか、という打診があった。


その頃、関西独立リーグはスポンサーの撤退もあって、人手不足が深刻だった。
そこで、僕に白羽の矢が立った。
シーズンも半ばだったので、阪神戦のスコア付けにもかなり慣れていた。
そうでなければ、この申し出はとても受けられなかっただろう。


実に貴重(奇妙?)な野球体験をした今年であるが、最後まで緊迫感のある試合の真っ只中にいることができたのは、幸せだと言うべきか。