ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

韓国高校野球事情

少し遅くなったが、「野球小僧(白夜書房)」の6月号は韓国野球特集だった。
今年行われたWBCでは日本と5度も戦い、決勝戦では延長戦の末日本に敗れたものの、その実力を世界に示した。
去年の北京五輪では金メダル。
それだけに最近、日本の野球ファンも韓国野球に興味を持ち始めた。
「野球小僧」では当然、好選手を輩出する韓国高校野球にも注目している。
僕も数年前、韓国高校野球について調べたことがあって、今回の記事も知っていることは多かったが、初めて知ったこともあった。


1970年代から80年初頭にかけて、韓国高校野球は空前の人気を誇っていた。
その人気は、日本の甲子園大会に匹敵するほどである。
当時、韓国にはまだプロ野球が無かったため、高校野球に人気が集中したとも言えるだろう。
また、日本の高校野球も韓国ではかなり注目されていた。
特に1981年、夏の甲子園報徳学園のエース・金村義明(元・近鉄他)が優勝投手になり、在日同胞の英雄として韓国の新聞がこぞって一面トップで書き立てた。
その秋、金村を含む日本高校選抜チームを自国で韓国高校選抜チームが迎え撃ち、見事3勝0敗で日本チームを圧倒した。
「韓国の高校野球は日本より強い!」
韓国の高校野球ブームは最高潮に達した。
日本の象徴・甲子園を在日同胞が制し、在日同胞が中心の日本チームを韓国チームが打ち砕く。
これほど溜飲が下がることもないだろう。
韓国にプロ野球が発足されるのは、その翌年のことである。


さて、目を韓国から日本に向けてみるが、日本の高校野球(硬式)の全国大会が年に何度行われているかご存じだろうか?
この問いに答えられるのは、よほどコアな高校野球ファンだろう。
正解は「1回」である。
「え、2回じゃないの?」と多くの人は思うかも知れない。
日本の高校野球で「全国」が付くのは「全国高等学校野球選手権大会」、即ち夏の甲子園のみである。
じゃあ春のセンバツはなんなのか、と言えば、こちらは「選抜高等学校野球大会」であり、「全国」が付かない。
春のセンバツは「招待大会」であり、「全国大会」ではない。
ただし、紫紺の大優勝旗には「全国」が付いており、全国規模の大会であることは間違いないが、「全国大会」とは認められていない。
「全国規模の大会」で言うと、春夏の甲子園だけではなく、秋の「明治神宮大会・高校の部」と、「秋季国民体育大会・硬式高校野球(公開競技)」があり、つまり春夏の甲子園を合わせて年に4度あるわけだ。
しかし、明治神宮大会センバツの前哨戦としか認識されておらず、秋季国体は三年生の思い出作りの大会という意味合いが濃い。
つまり、事実上の全国大会は、圧倒的な歴史と注目度を誇る春夏の甲子園の2回と考えていいだろう。


これに対し、韓国の高校野球全国大会は年に何度行われるか。
「全国」の名が付く高校野球大会が、なんと九つもあるのだ。
1年12ヵ月しかないのに、どうやって九つもの全国大会をするのか不思議だが、実はカラクリがあって、吹けば飛ぶような権威の弱い「全国大会」が五つもある。
四大大会と言われるのが、黄金獅子旗全国高校野球大会(主催・東亜日報)、大統領杯全国高校野球大会(主催・中央日報)、青龍旗全国高校野球選手権大会 (主催・朝鮮日報)、鳳凰大旗全国高等学校野球大会 (主催・韓国日報)である。


でも、これら全ての全国大会に出場する必要はない。
学校の都合によって、出場辞退をしてもいいのである。
ただし、黄金獅子旗大会と鳳凰大旗大会だけは例外で、全ての高校に出場が義務付けられている。
特に鳳凰大旗大会は夏休みに行われ、日本でいう夏の甲子園のようなもので、夏の甲子園に出場できなかった在日同胞選手による選抜チームまで参加する。


では、どれほどの高校が参加するのか。
ちなみに、日本の高校野球参加校は4,000校を超える。
1校の野球部員が20名だとすると、全国の野球部員は実に8万人。


韓国の高校で野球部があるのは……。
なんと50数校のみ!
野球部員数で言うと、1500人程度。
日本全国の地方大会を勝ち抜いて夏の甲子園に出場できるのが49校だから、韓国の高校は全て全国大会レベルと言ってよい。
夏休みに行われる鳳凰大旗大会は地方予選は行われず、全ての高校が出場する。
つまり韓国には「無名校」は存在しない。
趣味で野球をやっている高校生など一人もいないのだ。


ここまでは僕も知っている事柄だった。
しかし「野球小僧」には、さらに驚くべきことが書いてあった。


韓国のある高校の野球部。
選手寮があり、寮の中には専用食堂に湯船のあるシャワールーム。
両翼98mの専用球場に、雨天練習場と各種器具が揃ったウェートトレーニング・ルーム。
そんなもの、日本の強豪校でも珍しくない?
そりゃそうだろう。
そして、監督はプロの指導者が務めている。
最近、日本でもプロとアマの垣根が下がったとはいえ、元プロが高校生を指導するハードルはまだ高い。
その点、プロが高校生を指導できる韓国は羨ましいが、そんなことは前から重々知っている。
いちばん驚いたのが、練習スケジュールだ。
この高校の、1日の練習内容を記してみる。


 8:00 起床 朝食
 9:30 練習
12:00 昼食 休憩
13:20 練習
17;20 夕食 シャワー
19:30 夜間練習
21:30 夜食
22;30 夜間練習(一部の選手のみ)
12:00 練習終了


さすが韓国の強豪校、夏合宿の練習メニューは相当ハードだ。
いや、これは夏合宿ではない。
では、日曜日などの休日メニューか?
そうではない。
これはなんと、平日の練習メニューなのだ。


平日でこのメニューって、いつ授業に出てるの?
そう、韓国の野球部員は、授業には出ないのである。
要するに、勉強などしないでひたすら野球漬けの毎日なのだ。
日本では特待生問題が取り沙汰され、スポーツ推薦の生徒といえどもちゃんと授業を受けなければならない、とされている。
しかし、韓国ではそんな「常識」は通用しない。
野球が上手いヤツはひたすら野球に打ち込み、勉強ができるヤツはひたすら勉強する、という徹底したエリート主義である。
受験シーズンになると、遅刻しそうになる受験生をパトカーがサイレン鳴らして受験会場に送るという徹底ぶりだ。
受験生にとって、いい大学に入ることが人生の全てを決める。
高校野球選手にとって、いい成績を残してプロからスカウトされるか、いい大学にスポーツ推薦されるかが人生の全てを決める。
まるで旧共産圏のようなシステムだ。


この高校の野球部監督の信条に、

「私が狂ってこそ、選手が狂うことができる」

というのがある。
まさしく狂った思想としか言いようがない。


選手たちの親の経済的負担もハンパじゃないという。
月々の会費や用具代などの諸費用は親が負担し、資金があればプロ出身のいい指導者を雇うことができる。
ハッキリ言うと、貧乏人の家庭に育った子供は、野球をする資格がないのだ。
大企業のバックアップがある高校は恵まれている。
プロ球団を抱える財閥が設立した高校もあるぐらいだ。
ちなみに、韓国プロ野球球団のほとんどは財閥が親会社だ。


エリート主義で、少数精鋭の韓国高校野球のやり方は実に効率がいい。
その結果、去年の北京五輪では初の金メダルに輝き、今年のWBCでは敗れたとはいえ、競技人口が遥かに多い日本をあと一歩まで追いつめた。
だが、ペナントレースのような長期対戦となるとどうだろう。
層の厚い日本が韓国を圧倒するに違いない。


効率のいい韓国のエリート主義では、野に埋もれたダイヤモンドの原石を発掘しにくい。
野茂英雄(元・近鉄、ドジャース他)は、野球では全く無名の公立校である成城工(現・成城)出身である。
野茂は有名私学のセレクションを受けたが、ことごとく落選した。
荒削りの野茂は、即戦力として期待されなかったのである。
しかしその後は社会人野球、さらに日本代表としてオリンピックで活躍し、日本プロ野球ナンバー1投手の地位を築いて日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった。
韓国のエリート主義では、野茂のような野育ちのスーパースターは現れなかっただろう。
名門校のセレクションから落ちた段階で、野球人生は断たれていただろうから。


ある韓国高校野球関係者の言葉。


「韓日の高校野球代表チームが戦うと、韓国の方がやや強いだろう。だが、第二チームを作ると、韓国はレベルがガクンと落ちる。それに引き替え日本は代表レベルと同じチームを五つは作れる。この選手層の違いが韓国野球最大の課題だ」


言い得て妙だと言える。