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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

JR西日本の運賃

今日はトップリーグを観にホームズスタジアム神戸に行ってきた。
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ホムスタは女子サッカー(http://d.hatena.ne.jp/aigawa2007/20081109)と林敏之さんのイベント(http://d.hatena.ne.jp/aigawa2007/20081224)に続いて、正月をまたいでいるとはいえ今季三度目である。


今日は神戸製鋼と近鉄という関西の2チームが出場するせいか、客もよく入っていた。
それだけに、最寄駅も人でごった返す。
僕もホムスタは今季三度目ということで、行き方にも慣れてきた。


大阪から神戸に行く場合、鉄道路線では三種類の方法がある。
JR、阪急、阪神の三つの路線が大阪中心部の梅田駅(JRのみ大阪駅)から神戸中心部の三宮駅(JRのみ三ノ宮駅)を結んでいる。
関西以外の人はなぜ同じターミナルを結ぶのに三つも路線があるのか不思議に思われるかも知れないが、三社はそれぞれ別の場所を走っているのだ。
阪神が海側、阪急が山側、その中間をJRが走っている。
それでも三つの路線が走っているのは贅沢に思えるが、それだけ人口密集地ということで需要が高いことの表れと言える。


では大阪―神戸間を移動するのにどの路線を使うのが一番いいのか?
スピードで言えば圧倒的にJRである。
JR西日本の新快速の速さは折り紙つき。
JR在来線のレールの幅は狭軌(1067mm)にもかかわらず、新幹線と同じ標準軌(1435mm)の阪急や阪神をスピードで圧倒している。
しかもJR新快速の大阪駅―三ノ宮駅間の停車駅は、尼崎駅と芦屋駅の二つだけで所要時間は約21分。
阪急特急の梅田駅―三宮駅間の停車駅は、十三駅、西宮北口駅、夙川駅、岡本駅の四つで所要時間は約27分。
阪神特急の梅田駅―三宮駅間の停車駅は、尼崎駅、西宮駅、芦屋駅、魚崎駅、御影駅の五つで所要時間は約30分。


どう考えてもJRが最も快適な路線だ。
なお、新快速に乗れなくても、快速に乗ることができれば所要時間は約28分と、阪急や阪神の特急とほぼ同じだ。


ところでホムスタに行く場合、神戸市営地下鉄の海岸線に乗り、御崎公園駅で降りるのが最も近い。
他にもJR和田岬線という、兵庫駅から出ている路線があって終点の和田岬駅もホムスタからは近いのだが、この路線は工場従業員用のため、休日にはほとんど運行されていない。
地下鉄海岸線に乗るためには、JRの三ノ宮駅、あるいは阪急や阪神の三宮駅から乗り換えるのが一番手っ取り早いが、三ノ宮駅(三宮駅)から海岸線の三宮・花時計台前駅まで歩くのは結構距離がある。
しかし三宮・花時計台前駅は海岸線の始発駅なので、トップリーグやJリーグ開催時のような乗客が多い時でも座れる可能性があるので、三宮から乗り換えるのがいいだろう。


しかし帰りは、三宮・花時計台前駅から三つ手前のハーバーランド駅で乗り換えることをお勧めする。
ハーバーランド駅からJRの神戸駅への乗り換えは、三宮・花時計台前駅よりも比較的楽だからだ。
それだけではない。
三ノ宮駅から乗ると人でごった返すが、その手前の神戸駅からは乗客も少ないので、座って大阪に帰れる公算が高い。
また、阪急や阪神を利用する人でも神戸高速鉄道高速神戸駅があり、この鉄道は阪急や阪神と乗り入れをしているので、大阪の梅田駅まで直通で行ってくれる。


関西の人以外は神戸市の中心は神戸駅だと思っているかも知れないが、それは誤りだ。
三宮こそが神戸の中心であり、神戸駅よりも三ノ宮駅の方が乗降客は多い。
神戸駅と言えば東海道本線の終点であり、山陽本線の起点である。
そのため、ホームには起終点を示すポイントがちゃんと記されている。
ちなみに大阪駅は、正式には東海道本線の単なる途中駅だ。
そういう意味では神戸駅は大阪駅よりも格上と言える。
しかし現在のJR西日本では東海道本線山陽本線としてのダイヤは組まず、JR神戸線という名称で運行している。
JR神戸線の終点は姫路駅であり、神戸駅はその途中駅として位置づけられていて、既にターミナル性は失われている。
JR神戸線の主要ポイントは、大阪駅―尼崎駅―三ノ宮駅―明石駅―姫路駅となるだろう。
特急は三ノ宮駅には停車するが、神戸駅は通過する場合も多い。


ところでJRと阪急や阪神の運賃を比較してみると、JRの大阪駅―三ノ宮駅(神戸駅も同じ)間は390円だが、阪急および阪神の梅田駅―三宮駅間は共に310円(高速神戸駅だと共に430円)と、三宮利用なら民鉄の方がお得だ。
少々遅くなっても安い方がいいと思う方は、阪急や阪神を利用した方がいいだろう。


さらにJRの運賃を詳しく見てみると、料金体系のマジックがある。
大阪駅―神戸駅間は前述したとおり390円だが、神戸駅の隣りである兵庫駅までになると、なんと540円に跳ね上がる。
たった1区間で、なぜ150円も上がる?


もっと突っ込んでみると、たとえばJRの大阪環状線を利用して天王寺駅から大阪駅に行くと190円。
大阪駅―神戸駅間は前述のとおり390円。
つまり、両方の運賃を合わせて580円になる。


ところが天王寺駅神戸駅間の切符を通しで買うと、なんと690円になってしまうのだ。
つまり、途中下車した方が110円もお得、というわけである。
こんなことは民鉄では考えられない。
なぜこんな理不尽な運賃体系ができているのだろう。


元々、JRの前身である国鉄は運賃が高かった。
公的機関である国鉄の方が私鉄よりも運賃が高いというのも変な話だが、民営化してJRになった時に集客への努力を開始した。
そのため、初乗り運賃はJR西日本が120円と、関西民鉄大手5社の150円よりも安くなった。
近郊区間でも民鉄に負けないよう安い運賃を目指したが、大阪駅―三ノ宮駅間の運賃を見ればわかるように、国鉄時代よりはマシになったがそれでも民鉄よりは高くならざるを得なかった。
さらにそれよりも遠い区間となると、運賃値下げもままならぬことになったのだろう。
それで運賃が安い近郊区間である天王寺駅―大阪駅間と、同じく近郊区間である大阪駅―神戸駅間の切符をそれぞれ別に買った方が、天王寺駅神戸駅間の遠距離の切符を通しで買う方が高くなるという珍現象が生まれたのだろう。


つまり、JRのサービスから生まれた珍現象ではあるのだが、天王寺駅から大阪駅に行き、そこでわざわざ改札口を出て神戸駅行きの切符を買うのも面倒なので、それならばどちらか安い方を選択できるサービスくらいできないものなのだろうか。
「近郊区間をサービスしてやっているのだからガタガタ言うな」というのがJR西日本の言い分なのかも知れないが、それでは国鉄時代の親方日の丸体質から何も変わってはいない。