日本プロ野球もキャンプに突入して10日が過ぎたが、今日は沖縄の名護で日本ハム×阪神の今季初の練習試合が行われた。
この試合の模様は、大阪の毎日放送(MBS)で録画中継された。
いつも思うのだが、オープン戦ではない練習試合でも放映権料は発生するのだろうか?
そして、大阪の放送局での練習試合中継といえば当然、阪神一辺倒の番組作りになるのだが、今年は違う。
なぜなら相手チームの日本ハムには、スーパールーキーの中田翔がいるからだ。
そうでなくても大阪桐蔭高校出身の中田、当然MBSにも力が入る。
そして中田の第二打席、阪神のサウスポー・筒井の内角高めのストレートを完璧に叩いた打球は左翼場外へ。
名護湾に飛び込もうかという130m大ホームランで、大器の片鱗を見せた。
大抵の高卒ルーキーは、金属バットから木製バットへの移行に苦しむ。
高卒ルーキーとして最多の31ホーマーを放った清原だって、その年のオープン戦ではホームランを打てず、木製バットへの対応に苦しんだ。
しかし中田は、既に木製バットには対応しているようだ。
だが中田は、プロの投手に対応しているとは言い難い。
今日のその他の打席では全て凡退だった。
今日のホームランだって、「どうぞ、ホームランを打ってください」といわんばかりの超甘い球だった。
それを逃さず打ったのはさすがだが、一軍の投手が公式戦であんな甘い球を投げてくるはずがない。
ただ、パワーに関しては、ただ者ではないと言わざるを得ない。
これからは一流投手と対戦し、失敗を繰り返し己を磨いて、日本を代表する長距離打者になることを望む。