ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

大記録の代償

今日は大阪市内で用事があって、その帰りに近鉄南大阪線に乗っていると、鮮やかなカクテル光線が目に入った。
そう、世界陸上が行われている長居スタジアムである。
世界のトップアスリートがすぐそこに集まっている、と考えると、なにか不思議な気分になる。
家に帰ってテレビを点けてみると、ちょうど室伏がハンマーを投げていた。


この8月は、前半は夏の甲子園、最後に世界陸上と、大阪の夏はスポーツで大いに賑わっているが、そんな大阪のスポーツシーンに残念なニュースが入った。
9月にフランスで開催されるラグビーワールドカップの日本代表、大阪出身の大畑大介のアキレス腱断裂という大怪我である。


大畑は快足WTBとしてジャパンが誇るスピードスター。
テストマッチ(国別対抗試合)での世界最高通算トライ記録を持つ。
蛇足ながら、年末恒例の「筋肉番付」でも優勝経験がある。
当然、今年のW杯でもトライゲッターとして期待されたが、今年1月での試合中に右アキレス腱断裂。
W杯の出場が危ぶまれたが、復帰に向けてリハビリに励み、W杯出場可能な状態にまで仕上げてきた。


しかし、その矢先での大惨事。
今回、破壊されたアキレス腱は前回の右ではなく、左。
W杯で復帰できるように努力した大畑だったが、やはり右足には痛みが残っていたようだ。
病み上がりの右足を、左足が過剰に助けようとしていたのかも知れない。
そんなボロボロの左右アキレス腱に鞭を打ってきたのは、他ならぬ大畑自身だった。


大畑は、外国人の大男が立ち塞がる壁を目も眩むスピードと華麗なステップで潜り抜けてきた。
ただ真っ直ぐに走る陸上競技の短距離と違い、タックルに来る者がいたら急にスピード・角度・コースを変えなければディフェンスラインを突破できない。
大男にタックルされるが最後、大畑自身は芝生の上に無残にも倒されてしまう。
大畑が倒される、それはジャパンの敗北を意味する。
それを避けるために、大畑は両足のアキレス腱を酷使し続けた。


大畑の母親は「今まで充分すぎるほど(息子は)頑張ってきたから、今さら頑張れ、なんて言えない」と言っていた。
当然だろう。
ましてや僕のようなボンクラが大畑に向かって「頑張れ」などと口が裂けても言えない。
元々、大畑がなぜここまで体を張ってプレーをしてきたかと言えば、我々ラグビーファンのため、そして日本ラグビー界のためだ。
人気低迷が囁かれる日本ラグビーのため、いちばん注目を集める自分がリタイヤするわけにはいかない、大畑はそう考えていたのだろう。
そのために、大畑は自らの体に無理強いをした。
その無理強いをさせたのは、日本ラグビー界や我々ファンだということを忘れてはならない。


大畑は今がいちばん辛い時だ。
1月の右アキレス腱断裂のときは、なんとか9月のW杯に間に合わせるぞ、というモチベーションがあった。
しかし今回の左アキレス腱断裂は、今回のW杯はもちろん無理だが、年齢的にいって4年後以降になるW杯出場はハッキリ言って難しい。
前回のリハビリのように、復帰に対するモチベーションを保てるだろうか。


それでも、それでも思う。
また怪我から復帰して、フィールドにその姿を見せて欲しい。
それがワールドカップやテストマッチではなくてもいい。
トップリーグのフィールドで充分ではないか。


僕がこんなことを言う資格などないというのは重々承知しているが、やはりフィールドで走り回る大畑の姿をもう一度見たいというのは切実たる思いである。